一人遊び日記

誰かに優しさを向けたくなった時、気を付ける事。

煉瓦造りの建物の中、沢山の人が集まっている。心の孤独を励ましあうような、和やかな話し声を聞いた。僕は暗く冷たい道を下り、無機質な白い光が集まる街へ向かう。帰る場所があるんだ。離れなければいけないんだ。この街の温かさの外に。

暗闇の中でか細い光の粒が列を作っている。光の底をなぞりながら歩いても、あの街にたどり着くとは思えない。青い道路標識、赤い郵便ポスト、明かりをつけなくても存在している信号機。僕は頭に浮かんだ在りし日の記憶を手探りで掘り起こし、目的地への距離を狭めていく。

今回は

誰かに優しさを向けたくなった時、気を付ける事。

というテーマで話をしたいと思います。

※過激な表現を含むかもしれない為、以降の文章を読み進めるのはお気を付けください。

君は苦しそうな人を前にしたらどうしたいと思いますか。心があるならば救いたいと考えるはずですが、自分を守るためや介助が面倒なため「早く○○てほしい」(聞いた話ですが、とある介護現場ではあるそうです)など、放っておく選択を取る人が殆どだと思います。

今の世の中の冷たさの原因に、「救いたい相手」や「周囲の人々」に何をされるかわからないと保身のために冷たい行動をせざる得ない社会状況になっているというのが一つあるのではと僕は思います。

僕の中学校時代の経験談です。

クラスで誰がどう見てもいじめられている子を前に見える人を見捨てられないで、庇おうとしてしまったが為に、虐められている人には「関わってこないで」という態度で拒絶して、虐めっ子には「調子乗ってんじゃねえ」と諍いを仕掛けられました。じゃんけんに勝てば胸をどつく謎のゲームを仕掛けられ僕が勝ってしまい「手えだせよ」と胸をどつかれ、胸ぐらをつかまれ挑発され手を出さざるを得ない状況に追い込まれ、やりたくなかったですが胸を押して、床にどつき倒されて笑われ、散々な目に遭いました。その件があってから、誰も救わないべきと心に刻みました。

君には君より先に未来を見ている僕のような経験をしてほしくない為に書きました。君に言いたいことは一つだけです。

誰かに優しくしたいときは傷つく覚悟が必要

ということです。君の正義が相手の望まないもので衝突することがあるためです。この世の中が冷たい社会になる理由が何となくですが、身をもって感じています。

僕らは誰も救わない。それでも、僕らは自身の言葉で僕ら自身を救い出すことができるんだ。今を超えていこう。僕らの言葉で。

最後まで読んでくれてありがとう。バイバイ。

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頭の整理を目的としたブログです。日常生活の中で思ったこと、感じたこと、メモしたいことなど、ジャンルを選ばずに書き留めたいと思います。