頭のおかしさを責めないで。階段から足を踏み外しそうになり、ひやりとするような日々が続いたとしても、僕らは愚かな天才のままでいくよ。
今回は、これから取り組もうとしている色々なことに対して誰にも言われてもいないのに思い込みの渦に足を取られ、言葉にできない苦しみを抱えてしまう頭が悪く真面目な僕らに向け
「頑張らない事を頑張る。」
というテーマで話をしたいと思います。
君は今、仕事や人間関係など答えのない問に自分で答えを作る苦しい課題に対し、「~しなければならない。」「~すべき。」という呪いを君自身に唱えて、強迫観念、責任感、罪悪感、恐怖心が心を蝕み、誰にも聞こえない断末魔の叫びが君自身の心を震えさせていると思います。
目の前に存在するミジンコよりずっと小さいはずのやらなければいけないことは、僕らの幻想によって心を病む結果を生んでしまうことになる事もあります。拭い去れない幻想で動いてしまう僕らが、少しでも今を生きやすくするためにはどうすればいいのか。僕らと一緒に考察していこう。
僕の考える、頑張らないという考え方を身につける方法は次の2つです。
1.失敗すること、不完全さを恐れない
2.あらゆることに対し、100点を目指すことなく60点を合格点にする
一つずつ解説していきます。
1.失敗すること、不完全さを恐れない
人は失敗する生き物です。不完全さも当たり前に持っています。それに対してネガティブな思考を持てば、生きる事が大変なことになると思います。もちろん人の命に係わるような仕事や車の運転など、失敗を楽観視することはできない条件下であれば話は別になりますが、君が思っているほど怖がっていること、心配事は起きないことの方が多いです。失敗や不完全に対する恐怖心から行動してしまう君は、一日一日を重ねる小さな作業の中で、失敗しても大丈夫という安心感を感じられるように、沢山の成功と失敗の経験を重ねていこう。
2.あらゆることに対し、100点を目指すことなく60点を合格点にする
物事に対して完璧を追い求めようとして苦しめられている君が少しでも楽に生きるにはこの考え方はとても大切になります。失敗に不寛容な社会ではこの考え方は認めにくいものかもしれませんが、自分を優しく扱うこの思考を忌み嫌うことなくまずは取り入れてみよう。少なからず君を助けるはずです。この思考が身についた暁には、山奥の秘境にある温泉で川のせせらぎや小鳥のさえずりを聞いている時と同程度のリラックス効果を得られるかもしれませんし、ないかもしれません。
まとめ
「~すべき」、「~しなければ」、という言葉を自分に課して目の前のやることを頑張る事は、不幸を呼ぶことが多いです。その考え方を手放すために、自分の中で60点で合格点を与える考え方や失敗への恐れに慣れるまで経験を重ねる事が大切だと思います。
頑張りの原因が他の人への恐れや強迫観念、責任感、罪悪感のようなものから生じているのならば、手放せるように僕と今を重ねていこう。苦しみは僕らの歪んだ考え方から起こる事が殆どなんだ。
最後まで読んでくれてありがとう。バイバイ。